ガラケーを知らない社員
朝礼ネタ1345 2021/01/01 IT・テクノロジーここ6,7年ほどで、世の中のスマートフォンの普及率は飛躍的に上がりました。
最近では、初めて持った携帯電話がスマートフォンで、いわゆる「ガラケー」には触ったこともない、という若い人も増えてきているのだそうです。
その一方で、多くの企業では会社用携帯電話として、ガラケーを支給しています。ボタン操作に慣れ親しんでいる20代後半以降の人の場合、それほど抵抗があるアイテムではないと思いますが、これから毎年入社してくる新入社員にとっては、実物を見たこともないアイテムをいきなり持たされることになる、という可能性もあります。
たとえば、今の20代の社員の場合、ほとんどの人が実物のポケベルを見たことがありません。ポケベルの数字で文字を打ち込む方法も知りませんし、どうすれば受信・発信ができるのかもわかりません。
もしかすると、何年か後に入社してくる社員の誰かが、ガラケーの使い方がわからない、持っていても電話にすぐ対応できないという場合も考えられます、同様の事態はファックスや固定電話でも起こっていて、誰から電話がかかってきたかわからないことが多い固定電話の対応が出来ず、先輩に疎まれるケースもあるのだそうです。
もし自分の後輩がそういった「デジタルネイティブ」と言われる世代の人だったときには、嫌な顔をする前に「彼らにとってのガラケーは、わたしたちにとっての黒電話やポケベル、電報のようなものなのだ」ということを思い出していただければ、おのずと対応は変わるのではないかなと思います。