人工知能の時代をどう生きるか
朝礼ネタ810 2021/01/01 IT・テクノロジー社会・経済AI、つまり人工知能のことですが、今これが、非常に注目されています。
高度な思考と判断を必要とする、まだまだ人間には呼ばないと思われていた分野でも、人間を超えるような能力を見せて、話題が集まっています。
むずかしいことはよく分かりませんが、深層学習という人間の脳細胞と同じような神経のネットワークで、物事を理解していくのだそうです。
コンピュータが人間社会に登場して、もう数10年になります。今では、世の中にすっかり定着していて、ただ計算が早いだけの機械だと思っている人は、さすがにいなくなったと思います。それでも、所詮、機械は機械、人間の教えた通りのことを、やるだけだと思っている人も多いと思います。人間の支配下にあるというのが常識だと思います。
今、話題になっている人工知能は、こういう考えの通用しないものではないかと思います。世界で最強と言われる囲碁棋士を破った、囲碁のソフトなどは、開発した人間でも、機械がどういう判断をしているのか、予測も説明もつかないそうです。
これから数年後か10数年後か分かりませんが、想像もつかないとんでもない世界に入っていくのではないかという気さえします。
私たちの仕事も機械にとって代わられるのでしょうか。その可能性は充分あります。むしろ機械ではできない高度な仕事だと思っているような仕事ほど、機械が代わりにやってくれる可能性が高いでしょう。政治や経営なども、機械が代わりにやったほうがうまくいくかも知れません。
それでも人間のやることがなくなることはないでしょう。ただ、そういう時代に私たちは生きているのだということを理解した上で、機械を支配するのではなく、機械と共存できるような柔軟な思考を持っていることが必要なのではないかと思います。