若者の就職活動と起業支援
朝礼ネタ676 2021/01/01 入社・退職・異動社会・経済最近の大学生の就職活動について人事をしている友人といろいろ話しをしました。
最近の大学生の傾向として、大企業、安定志向はまったく意がないというイメージをお持ちではないですか。
実はそんなことはないのです。自分に相当な自信がない学生でなければ、一般的にいい会社といわれている企業や安定している企業を志望したがるそうです。
逆に飛びぬけて優秀であったり、卓越した何かを持っている学生は最初から企業で勤めることを良しとせず、自分自身で起業を目指すのでその修行となる企業を選ぶ傾向になるということでした。
わたしのように20年前の学生であれば、ほとんどがリクルート人気ランキングに掲出されるような起業をこぞって、受験したような時代でした。それが正しいかどうかは別にしてこうした時代だったのです。
しかし、個人的には少し安心するところもあります。今の日本の若者はハングリー精神がなく、起業しようという思いもなかなかないので事業が育たないといわれがちですが、全てがそうではないということが良くわかります。
そして、こうした学生たちをいかに支援していくかは政府の施策によるものだと思います。どうしても日本は一度失敗したらそこから立ち上げるためのインフラや仕組みが弱いところがあり、優秀な人材が活かしきれないという部分があると思います。
特にこれから少子高齢化が進み、事業構造も大きく変化していく中、こういった若者をいかに支援していくかが日本のこれからを決めていくような大きなポイントになるのではないでしょうか。