「承認欲求」の究極の形といっても過言ではない「よさこい祭り」!
朝礼ネタ614 2021/01/01 8月地域情報風物詩・季節行事毎年8月の中旬に高知市ではよさこい祭りがあります。名前くらいは知っているという人は多いと思います。
このよさこい祭りは200チーム前後が参加し高知市内の競演場、演舞場を二日間踊り歩き賞を目指す祭りです。上位の賞に入賞したチームは前夜祭と後夜祭にも参加できて、計4日間踊れます。
この祭りはよさこい節のフレーズさえ入れていれば、衣装も曲も振り付けもなんでもほとんど自由でリオのカーニバル的な要素があります。
この祭りに参加するチームには各自参加費を払って参加しています。安いところで30000円、高いところで55000円くらいです。当日の衣装代や食事代も込みです。
これは祭りに参加する為には1チーム500万円以上の費用がかかるからで、踊り子から参加費を頂戴し、企業広告を載せてまかなっています。
踊りの練習は大体6月後半くらいから各チーム始まります。お金を払っているからという理由ではないと思いますがほぼ100%の人が休まず参加するそうです。
有名チームでは踊りの先生が付き、厳しい練習が連夜続きます。それでも脱落者は出ません。これは祭り当日の晴れ舞台や興奮、自分がスターになれるなどの目標があるからだそうです。
練習で先生がこの人はいい!と目を付けられたら、踊りの先頭付近に配列されるそうで皆必死だそうです。先頭付近になるとTV中継にも頻繁に映され注目の存在にもなります。そして何よりも来年の先頭付近メンバーに仮決定されるそうです。そんな有名チームにはよさこい留学といって県外から移住してきて高知で就職して永住という人もいます。
このようなお金を払ってまで参加してくれて、厳しい練習にも耐えて、見返りは自分の満足のみという組織はほかにあるでしょうか?
私達は仕事をして、物を販売して会社から報酬をもらっています。このような組織もあるものだということを肝に銘じて今日からの仕事に取り組みたいと思います。