8月31日は「宿題の日」です。「学べる喜びに気づく日」であるとも言われます。

8月31日といえば、子どもたちの夏休みの最終日です。この日に、まだ終わらせていない宿題を必死に片付けたという記憶がある人も多いと思います。このような結びつきから、イギリスの慈善団体が、学べる喜びに気づいてもらい、「全ての子どもたちに教育の機会を提供する」という大きな課題にも目をむけてもらいたい、との願いを込めて制定したそうです。

この慈善団体は、「すべての子どもには質の高い教育を受ける権利がある」という世界的な宣言を行っています。恥ずかしい話ですが、私は学生時代、自分に「教育を受ける権利」があるなどとは考えたこともありませんでした。ですが今、振り返って考えてみると、学業だけに集中することができる学生という身分は、とてもぜいたくなものだったと思うのです。与えられた時間をもっと有意義に使うべきだったという後悔もあります。

社会に出てからの私は、机に座って教科書を開くことだけが学びではないことに気がつきました。任せられた仕事をひとつひとつ、着実にこなしていく過程には、必ず学びがあります。

優秀な同僚たちから良い刺激やアドバイスを受けたり、新しい取り組みにも挑戦したりするなかで、たくさんのことを学んでいる実感があります。これからも仕事を通して学ぶことのできる喜びを忘れずに、社会人としても、また人間としても成長していきたいと思います。