ピンチに陥った時に人は焦ってハイリスクハイリターンな手段を選びがち
朝礼ネタ6004 2024/11/28 心理・メンタル身近な法則追いつめられると、人はどうしてもハイリスクハイリターンなやり方を選びがちです。
ボードゲームやテレビゲームで遊ぶ場面をイメージしてもらえば、想像しやすいかもしれません。
あまりにも他の人々と点差が開きすぎると、リスクを承知で一発逆転のかなり危ない手段を選ぶことになります。
それが正しく遊びのゲームの世界なら、ハイリスクハイリターンな手を選んでも平気です。とろこが仕事上の決断においては、一発逆転を狙った「妙案」は選ばない方が良いかもしれません。ついついライバル企業などにリードされてしまうと、私たちは無謀な賭けに挑んでしまうことがあります。
運よく賭けに成功すれば、少ないコストで大量の成果が得られます。一方でもし賭けが大失敗してしまったら、より酷い結果に終わります。勝算がない勝負には、あえて挑まないこと、それもまたビジネスパーソンに求められる勇気です。
大差をつけられると、どうしても私たちは急いで何かピンチを脱する手を打たなければいけないと追い込まれます。ただ、そんな時こそ心を落ち着いて短期的な利益には飛びつかず、堂々と損や敗北を受け入れる態度を持ちたいところです。
損して得取れ、ではありませんが、ピンチに陥った時は潔く負けや失敗を認めて、ジタバタせずに次の勝負に備えて力を貯める、そんな長期的な視点に立ちたいものです。
状況が良くない時や先行きが読めない時こそ、一発逆転の手段の誘惑に負けず、ローリスクローリターンな手を地道に選び続けることが、ピンチをうまく耐える術なのかもしれません。