一人ひとりの責任が組織を支える
朝礼ネタ5995 2024/11/19 社会・経済心理・メンタルスポーツ今日は、ある寓話からお話ししたいと思います。
昔、ある村で新しいリーダーを迎えるお祝いが開かれることになりました。村人たちは、みんなで大きな樽に一人一瓶ずつお酒を注ぎ、お祝いの日までに樽をいっぱいにしようと決めました。しかし、当日になって樽から出てきたのは水のような無味の液体でした。実は、多くの村人が「みんながちゃんとお酒を入れるから、自分一人くらい水を入れてもわからないだろう」と思い、こっそり水を入れていたのです。その結果、誰もお酒を入れず、樽には水しか入っていませんでした。
この寓話が教えてくれるのは、「自分一人くらい手を抜いても誰もわかりゃしない。」という気持ちが積み重なると、組織全体が危機にさらされるということです。強い組織やチームを作るには、全員が自分の役割に責任を持ち、手を抜かずに取り組むことが欠かせません。たとえば、スポーツのチームでも「自分一人がサボっても大丈夫だろう」と思う選手が増えると、チームの力は弱まり、やがてそのチームは機能しなくなってしまいます。逆に、優れたチームや成功している会社では、全員が一丸となり、役割を果たしながら取り組む姿勢が求められています。
私たちの職場も同じです。一人ひとりが責任感を持って仕事に取り組むことで、チーム全体の信頼が築かれ、強い組織が作られます。「自分一人くらい」と思わず、日々の仕事に真剣に向き合い、全員で力を合わせて頑張りましょう。