どうやるかを教えるな。何をするかを教えろ
朝礼ネタ5927 2024/09/09 経営教育パットン将軍の名言の中に「どうやるかを教えるな。何をするかを教えろ。そうすれば思いがけない工夫をしてくれるものだ。」という名言があります。
何をするかを理解していないものは、どうやるかという方法論を教えたところで意味をなさないという格言です。
これは企業の教育にも使える考え方で、どうやるかよりも先に教えるべきは何をするかという仕事の内容を知ることがとても重要です。
仕事の内容を理解したうえで社員は自ら工夫し、工夫を凝らすだろうというのが会社側の願いで、社員に求められるのは自発性です。
上司が口をはさみ、どうやるかを教えてしまうことで部下は自発的に考えて動くということを放棄してしまうのです。
考えて動くことを放棄してしまうと会社は伝統や上司の考えのほか上層部の考えを最重要視し、新しいものを生み出しません。
何かを生み出すというのは、第3者に言われて今現在の仕事をどうやるかを問うのではなく、自分がやるべき仕事を理解しているうえで仕事をするものが考えて行動することのほうが重要です。
部下は、一人一人がいろいろな考えを持っていて、上司が仕事に対してどうやるかを教えた場合、部下一人一人の考えは無視されてしまいます。
そうならないためには、上司は何をするかのみを教えて、どうやるかという点においては口をつぐみ、部下一人ひとりが考えて行動することをサポートするのが重要になります。
何をするかを理解していない人物に対し、上司は仕事のやり方を教えたところで、社員には自分の仕事にそのやり方が合うかどうかすらわからないわけですから、上司は最低限部下に対して、何をするかを徹底する必要があるのです。