即時に記録できる手書きメモの活用
朝礼ネタ5803 2024/04/14 ビジネス名言・格言現在はパソコンやスマホが業務用ツールとして浸透しており、紙のノートや手帳を使うことが激減しています。
確かに、紙媒体より電子媒体の方が長期の保存が容易であり、破損や汚れの心配がなく、また編集が可能という利便性があります。
ところで、プロ野球の名監督として名を馳せた野村克也さんの言葉に『メモは向上心の現れ』というものがあります。
野村さんは1晩経つと前の日にあった細かいことのほとんどを忘れてしまうと言っています。
だから、その日にあったことはその日のうちに必ずメモしていたそうです。
また、過去に書いたメモを読み返すことで改めて気づくことや反省することが出てくることから、メモは「学びの宝庫」とも言っています。
メモという点では、天才と言われたレオナルド・ダ・ヴィンチは約5,000枚の原稿を残しています。
そして、日本マクドナルドの創業者である藤田田はいつでもメモを取れるように、会社や自宅など色々な所にメモ帳を置いていたそうです。
また、お笑い界の大御所ビートたけしも、ネタ帳を常に持ち歩いているとのことです。
手書きメモのメリットには即時に見返せることがありますが、それよりも、手で書くという行為に脳への記憶の定着を促すことが様々な研究によって解明されています。
人間の記憶は思いのほか曖昧なものであり、朝に話し合った内容を夕方に思い返そうとしても思い出せないことが少なくありません。
当然、大事な記録を残せないことになります。
パソコンやスマホは便利ですが、即座に記録するという点では紙のノートや手帳の方が優れている面があります。
大きなチャンスを逃さないためにも、手書きのメモの活用が有効になります。