人材育成の考え方について
朝礼ネタ5418 2022/04/23 4月今日は何の日?松下電器の下社長で山下さんの書籍を読んだときに、人材育成をマネジメントよりもリードすると言うことを優先しようとアドバイスがありました。
今では、すでにコーチングと言う言葉が一般的になり、実践されているところですが、50年も前にこんなことを明確に述べている経営者はやはりすごいなと思ってしまいました。
実際、今では、あらゆる企業の方々が人材育成については非常に苦労をされています。多様な人材が活躍するための制度や風土を作ることに苦労しているのは言うまでもありません。
我々も同じような苦労をしていると思います。しかしながら、これをマイナスに捉えるのではなく、無理矢理マネジメントするのではなく、あえてリードすると言う形にし、長所をうまく伸ばしてあげる、マイナスを少しでも減らしてあげると言う捉え方で、部下育成に臨むことによって組織の活性化を図っていこうではないかと言うものでした。
事例として挙げていたのが、かつて南極大陸を横断するために、競った2つの団体です。もちろん、すべてをマネジメントすることに対して否定をしているわけではなく、時間管理、コスト管理といった点ではマネジメントは絶対に必要です。しかしながら、組織として人材を生かすために必要なのは、マネジメント型よりリード型だと言うことです。
わかっていても、なかなかできないことかもしれませんが、自分自身が今どちらの考え方で、組織運営や人材育成に臨んでいるのかをしっかり意識しながら動くことが重要ではないでしょうか。