職場のOJTに生きる山本五十六の名言
朝礼ネタ5147 2022/09/12 名言・格言「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」という有名な格言はご存知でしょうか。
これは海軍司令官であった山本五十六の残した名言の一つですが、現代の職場の人材育成にも通じる大切なことを教えてくれます。
とにかくまずは、自らがお手本となる行動ををとって「やってみせる」こと、丁寧に言葉を選んでしっかりと要点を聞いてもらうこと、失敗恐れず、指導される立場のものを信じて「させてみる」ことが重要であることはもちろんです。
それに加えて、指導する立場の人間が指導される立場の人の心をしっかりと尊重して、その成果に対して正当に評価したり、賞賛をしたりしなければ人は成長できないという格言です。
例えば、新入社員が入ってくる時や、新しく部署に異動してきた人がいる時、ほぼ必ず、指導する立場の人間や職場のあれこれや業務をレクチャーする人間が置かれます。
新しく部署に入ってきた人は、現在すでにその部署で職務にあたっている人が「当たり前」としているルールや、決まり事、「その部署ならではの仕事のコツ」などは到底分かりません。
その際に、指導をする人間が指導される人の立場にきちんと立って、逆の視点から「教え方や褒め方」を省みることが大切だと思います。
そして、教わる人は一人一人個性も経歴も考え方も違うということをきちんと把握して敬い、たとえ慣れないことに失敗してしまっても良いところを見つけながら育成していくということが重要だと思いました。
これから後輩指導の立場に立つ人やそうでない人も、このポイントをしっかりと日常の業務に生かして、お互い育て合うような環境を作るべきだと思い共有しました。