アメリカの哲学者、心理学者であるウィリアム・ジェームズをご存じでしょうか？
彼が言った名言の中の一つに「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。」という言葉があります。
笑うことで「楽しい」を生み出せる。「笑顔の力」を感じるフレーズだなと感じます。

実際に、自分自身仕事をしているときにも、よく感じます。
お客様の前に出る仕事や、バックヤードでの仕事、どんな仕事をしているときでも
集中していたり、必死になったり、焦ったりしていると、笑顔がなくなっているときがあると、ふと気が付くことがあります。
そんな時は、周りの人からも声をかけられ難くなってしまったり、近寄りがたい雰囲気になってしまっているなと、反省します。

逆に、意識をして笑顔でいるときは、スタッフやお客様からも、声をかけていただくことが増えます。
また、笑顔が広がって、周りにいる人も自然と笑顔が増えるように感じます。

仕事だけでなく、プライベートでも同じことが言えます。
以前、オーケストラの演奏会に、コントラバス奏者として出演した時のことです。
自分の中では上手く演奏できるか不安な場面もあったのですが、
来てくださった方に少しでも楽しんでいただけるように、とびきりの笑顔で、
また動作も曲に合わせてあえて大きくしたりと、見た目のパフォーマンスにもこだわりました。

演奏会後のアンケートを見ると、どうやら知人ではなさそうな一人の方が
「コントラバスの方が、笑顔で楽しそうに演奏しているのが素敵でした」というコメントを書いて下さっていました。
見てくれている人がいるんだな、笑顔が伝わっているんだなと、とても嬉しく感じました。

マスクをしていて、表情がわかりにくくなっている今の時代だからこそ
今まで以上に、仕事でもプライベートでも、いつでも笑顔を大切にして、これからも過ごしていきます。