「自己責任」という便利な言葉
朝礼ネタ5137 2022/08/08 投資・資産運用「何々をしてはいけません」というだけならば誰にでもいうことはできます。しかし、「何々をしなくてはいけません」ということはなかなか難しいものがあります。なぜならば、何々をするなというときにはその後にとんでもないことを言ってもいいわけですが、何々をしなければならないの後に続く言葉は正しいことをいわければならないからです。
しかも、自分がなにかを発言したのならば発言者責任が生まれるので、めったなことはいえません。
そこで、そのような発言者責任が生まれない便利な言葉である「自己責任」という言葉ばかり使うとその人は信用のおけない人ということになりかねないので、そのような言葉ばかり乱用はできません。
つまり、何でもかんでも「自己責任、自己責任」といって自分の発言に責任を取らない人とうのはその人の発言はほとんど信用できないのです。
もしくは、その人の言っていることを聞いてこちらがその人の発言が本当に正しいのかをこちらで考えなければならないので骨が折れます。
もちろん、投資などの場合はその責任を回避するために「投資は自己責任」と言って発言者は何の責任もとらなくて済む免罪符があるので、気楽なものですがその発言者の話が当らなければ結局お客さんは離れていくと多くの人は思うかもしれません。
しかし、しゃべりのプロというのはなんだかんだ言ってもすべて自分の都合のいいようになんでも解釈してしまうくらいなので、そのような人の話は多くの人を魅了させるのです。つまり、投資のプロといわれる人の発言にも注意が必要なのです。