多くの個人投資家は忘れているというよりも自明なことなので話題にも上らないことがあります。それは株式上場されている銘柄は世界の株価が下がるときは日本株の個別株も当然下げるのです。このようなことを個人投資家に言うと鼻で笑われてしまうかもしれませんが、実際そうなのです。つまり、日本の株式市場とはそれ独自の株価が動くのではなく、アメリカの株価指数に連動しているにすぎないのです。

ですから、日本の企業の未来というのは力強く成長しているのではなく、よくなったり悪くなったりはあるにせよ、大きく成長している市場ではないので、投資主体である外国人投資家次第で株価が動いているのです。これが日本の株式市場の現状なのです。

このような日本市場では外国人投資家に好まれる銘柄を購入して大きな利益を上がるというのが、ポピュラーな投資やり方です。

ですから、日本株に投資したいと考えている人は、一時的に株価指数に連動して株価が下がったときに、外国人投資家に好まれている銘柄で業績の好調な銘柄を購入し、また市場の状況がよくなった時にその株式を売り抜けるという方法で金融資産を増やせばいいのです。

これ以外にも投資には様々な方法がありますが、このやり方は非常に単純なやり方で大きな金融資産を築いた個人投資家がやっている投資方法です。「バブルだ、バブルだ」といつまでも騒いでいるだけで投資をしない外野でいるよりも投資をして金融資産を増加させるほうが賢いと思うのは私だけでしょうか。