主人が初めて被害者になった交通事故
朝礼ネタ5087 2022/06/18 規則・ルールマナー日頃、買い物や所用、息子の学校への送迎など、主人が自動車を長期間運転している割に大きな事故を起こさず、ゴールド免許なってしばらく経ちました。
疲れていたり、50肩の痛みがあったりすると、無理をせず運転しない主人は、「事故と縁がない」と思っていました。
しかし、働き始めて間もなかった27歳の頃、お金がなかった主人は、外出時自動車に乗らず車椅子で移動していました。
そんな中、自動車と衝突事故に遭いました。
独身の頃主人は、週1回キリスト教関係の教会に通っていましたが、働き始めると体を休めるため、日曜の礼拝に行くのを止めていました。
しばらく経ったある日、主人は挨拶のため、会社の寮から5㎞ほど離れた教会に車椅子で行こうとしました。
電話すれば、神父さんが寮まで来てくれましたが、申し訳ない気持ちがあった主人は、自分から行こうとしました。
道中、踏切などがあり、あまり安全とは言えませんでしたが、主人は体力に自信がありました。
お昼頃出発した主人は、のんびり教会に向かっていたところ、教会の100m手前にあるコンビニで、お土産にお菓子を買うことを思い立ちました。
コンビニの前に辿り着き入店しようとしたとき、駐車場に止まっていた自動車が急にバックで動き出し、主人に当たりました。
車椅子のまま横倒しになった主人は、軽く肘を打ってしまいました。
急いで自動車から降りてきた運転手が主人に近づき「大丈夫ですか」と声をかけ、起そうとしたとき、コンビニの店員さんが店から出てきました。
「動かさないほうがいい」と言った店員さんが、救急車を呼びました。
腕を傷めただけだった主人は、特に重症と思っていませんでしたが、警察と救急車は呼ばないといけない交通事故で、初めて救急車を体験しました。
救急隊員に担架に乗せられた主人は、寮のすぐ近くにある救急病院に運ばれました。
頭を打った訳でもなく、腕の痛みも大したことはありませんでしたが、一応レントゲンを撮り、診断書を書いてもらうことを依頼した主人は、寮に帰ってきました。
主人は事故に遭ったことよりも、心残りはせっかく教会の近くまで行ったのに、寮のすぐ近くに戻されてしまったことでした。
大したことがなかった交通事故は、警察署での事情聴取で終わりました。
しかし、この一連のできごとは神様に「あなたはまだ教会に来るときではない」と言われたような気がしてならなかった主人は、教会に立ち寄らなくなりました。
その後自動車を運転するようになった主人は、ときどき教会の前を通ると、心の中でお祈りをするようになりました。
急にバックしてきた自動車と衝突したことを機に、自動車の後方にいないように心がけています。
思いがけない体験が、主人の生活に変化をもたらしました。
交通事故に遭わないように気をつけたいものです。