本当に学校の勉強は無駄でしたか
朝礼ネタ5084 2022/06/15 社会・経済教育多くの人たちはどういうわけか学校の勉強や受験勉強というものは不必要だと考えているようなのです。しかし、私の目から見ると、そのようなことを言う人はいったいどうしてこのようなことを考えるのかさっぱりわかりません。
なぜならば、例えば人を説得するときに流れというか問題の核心に切り込んで行く手法などは明らかに受験勉強での方法論が役に立っているのです。ですから、数学など受験が終わってしまえば何のも役に立たないと言っている人の多くは自覚していないだけで、数学や化学、物理勉強の恩恵を大いに受けていることに気が付かないだけなのです。
そのような意味で私はつめこみ教育と言われて一時期嫌われていた教育方針こそ正しい教育だと思っているのです。
詰め込み教育となどと言われても勉強が理解できる人にとってはたいした勉強ではなく、普通の人にとってちょっとたいへんくらいの勉強でしかありません。もっと言えば、まがいにも勉強をやったことがある人にとっては、ある程度の勉強など何とかなるものなのです。
そのような意味で会社に入ってやらなければならない仕事をうまくこなすことのできる力とは、学生時代に培われたものごとを処理する力が要求されるのだと私は考えます。
そのような意味で短期間の勉強で大学受験で満足な成果を出してきた要領のいい人というのは社会人になってもそのまま使える人材になるのです。
それとは反対にただのまじめで勉強ができた人というのは社会人になるとちょっと残念な人という風に評価されてしまう傾向があります。