売れていくのかそれをも消えるのか
朝礼ネタ5053 2022/05/14 社会・経済商品・サービスなろう系小説というものが小説のいちジャンルとして市民権を得ているようです。しかし、その大半は雰囲気だけ中世ヨーロッパ風であるだけで、中世ヨーロッパの生活様式は皆無であり、異世界の人々の思想もどういうわけか現代人と相通ずるものがあるほどです。
つまり、これらの作品は歴史小説でもなく、かといってファンタジー小説でもない。いわば、一昔前のコンピューターゲームの焼き直しのような世界観の小説なのです。
私は文学青年でもなければ大学で専門に文学を学んだものでもありませんが、このようなジャンルのものは一昔前ならば「漫画」もしくは「同人誌」レベルのものでした。しかし、インターネットの発達により、今まで「幼稚なもの」とされていた作品も多くの人により称賛され、それが商業ベースでペイするものとなった時には、それは作品へと変化したのです。
内々で楽しまれたいたものがいきなり商業ベースに乗るとそれに対して大きな反動といいましょうか。批判というものがやってきます。つまり、これらの作品は幼稚だとか、設定がおかしいとか、主人公がチートすぎるとか、とにかく誰もかれも言いたいことを言い出します。
そして、そのようなの多くの批判と賛美により、その作品は商業ベースとして成功していくのです。このような筋道でなろう系小説が売れていくことはこの世界で生活をしている人ならば誰でも知っていることなので、この盛り上がりが大きいのかそれとも小さいのかそれだけを私は気にしています。