道楽は道を楽しむこと、仕事を楽しむこと
朝礼ネタ5018 2022/04/09 教育自己啓発 皆さんは道楽という言葉をご存知だと思います。そして、あまりいいイメージは持たれてないことと思います。道楽息子といえば、身持ちが悪く遊びほうけている息子です。道楽者というと、酒色におぼれ、かけ事にふけっているような人を指します。釣り道楽といえば、かなりましかもしれませんが、それでも趣味一途になり過ぎているイメージではないでしょうか。
さて、私の大学時代の友人に中学・高校の教員になったものがおりました。就職は売り手市場の時代で、積極的に教員を選ぶ者はそれほど多くない時代でした。彼は根っからの教員志望で、風の頼りに素晴らしい授業をする先生だと聞いていました。
この間、同窓会で久しぶりに会いました。その時、彼は「授業は私の道楽だ」というのです。びっくりしてしまいました。私は道楽にあまり良いイメージを持っていませんでしたから。
しかし、考えてみると道楽というのは、道の楽しみであり、道を楽しむことであります。教育一筋に道を究めようとしてきた彼が二十年、三十年かかってたどり着いたのが「授業は道楽」という世界でしょう。
我々の仕事も同じだと思います。部署部署によって、やっていることは結構異なりますが、それを極めようとしてやっているうちに、大変苦痛であったものが、楽しみに変わって来るのです。莫大な量が質を変化させたといってよいのかもしれません。
この事を頭の隅において、今日も自分の仕事に打ち込みましょう。