休息はキリのいいとこで行う?それとも中途半端なとこで行う?
朝礼ネタ4938 2022/01/22 心理・メンタル効率化仕事を続けていてチョット一息という時、あなたはキリのいい所で中断しますか。それとも中途半端な状態でも一息入れますか。
仕事の効率を考えた時、どちらが正解なのでしょうか。
普通に考えれば、キリのいい所で一息入れて、休息後続きの仕事を再開するのが良いと思われがちではないでしょうか。
しかし、休息後もモチベーションを保って仕事をするには、中途半端で中断して一息入れた方がその後の効率が上がるようです。
人には、達成してしまったことよりも、達成できなかったことや中断していることの方をよく覚えているという傾向があり、これをツァイガルニク効果といいます。
続きが気になる現象、最後までやり遂げたい気持ちです。
日常生活でも、この効果がよく活用されています。
テレビの番組で盛り上がったところで、続きはCMの後でとクライマックス部分をを引き延ばしたり、本の第1巻を無料で読ませその後は有料にするといったやり方です。
どうしても、その後が気になってしまいますね。
映画館で通しで見る映画より、CMを挟んでテレビで見る映画の方が、意外と内容を覚えていることがありませんか。これもこの効果によるものです。
なので、仕事上でツァイガルニク効果を有効に利用するには、キリのいいところで一息入れるより、わざと中途半端なところで中断して、休息前の記憶がしっかりと残っている状態にしておくことが必要です。
そうすれば、休息後に最後までやり遂げたい気持ちが発揮され、すぐに作業に取り掛かれ効率がアップするのです。
仕事以外でも、いろいろな場面でこの効果は活用できるので、生かしてみてください。