チームとしての働き方と心得
朝礼ネタ4868 2021/11/07 規則・ルール読書・書評先日、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』という本を読みました。
この本は、少し前にベストセラーになったのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、経営学者のピーター・ドラッカーの著書『マネジメント』を高校野球の女子マネージャーが読み、その内容を野球部のチーム運営に活かしていくというものです。
この本は、その名の通りマネージャー等の管理職の方をターゲットに書かれたと思われますが、それ以外の方にも参考になる内容が多くあります。
例えば、「経営者は専門家の通訳」という言葉です。
ここでの「専門家」とは「高い技術やスキルを持ったメンバー」という意味で、「通訳」とは「専門家の持つ技術や知識を他のメンバーに伝え、チーム全体にその恩恵を行き渡らせる役割」といった意味です。
しかし、そうした役割は経営者だけがするものではありません。
チームとして目の前の仕事に集中して取り組むのも大事ですが、チームとして自分がどのような動きをすれば良い仕事ができるか、自分には仕事の効率化等に繋げられる特技や知識はないかと探し、考えることは誰でもできます。
チームというのはリーダーがリーダーシップを持って引っ張っていくことも重要ですが、各々のメンバーがリーダーに甘えず自立的に動くことも重要です。
時には、他のメンバーへのフォローが必要な時もありますし、自分がフォローを頼まなければならない時もありますが、そうした時はお互い様の精神と他のメンバーの好意に甘えない・甘やかさない態度で臨むことも大事です。
チームとして良い仕事ができるよう、今日も取り組んでいきたいと思います。