特定外来種から学ぶこと。 悪いのは人間の我儘です。
朝礼ネタ4663 2021/04/25 家族・ペットTV番組で特定外来種の駆除の特集をよく目にするようになりました。
物流の発達で海外から様々な生き物がペットとして輸入されてきます。
ペットビジネスは拡大の傾向をたどっており今後も密放流の問題が後を絶たないと思います。
有名なのがアリゲーターガー。
数年前に特定外来魚に指定されました。
かっこいいスタイルとネームバリューからアクアリウムの世界では人気の魚でした。
1匹1000円以下で売られていたので買いやすい魚だったのです。
しかし、その成長速度は恐ろしく爪楊枝サイズの稚魚が60cmを超えるのに半年ほど。
水槽を大きくするために考える時間を与えてくれませんでした。
結果、多くのアリゲーターガーが密放流されたのです。
この他にもアライグマ、ハリネズミなど多くの生き物がペットとして輸入され捨てられています。
私が思うのは、このようなペット達には全く罪が無いと言うことです。
悪いのは人間です。
初めは可愛いと思って飼ってもすぐに飽きてしまう。
大きくなると聞いているのに実際の成長速度を見て怖くなり捨ててしまう。
全て人間の我儘が引き起こした結果だと思います。
この生き物たちは生まれ故郷に帰ることも無く駆除されてしまいます。
人間の都合で連れて来られて最後も人間の都合で殺されてしまう。
あまりにも可哀そうに感じます。
防止策としては販売者、飼育者のモラルの向上。
さらには飼育者が登録して生育するなどきちんとしたルール決めが必要だと思います。
今後も、このような可哀そうな生き物たちが増えないことを祈っています。
会社である以上、ビジネスとして利益を上げることは非常に大切です。
同時に会社として社会貢献の1つとしてこういう可哀そうな事態に手を掛けてあげることは出来ないかと考えるのも仕事の一つだと感じました。