卯月にまつわるヨモヤマ話
朝礼ネタ4642 2021/04/04 4月学生時代に卯月は四月のことだと習いましたが、覚えていましたか?
卯ってどういう意味なのでしょう。
ということでなぜ四月を卯月と呼ぶのか調べてみました。
いろいろ説があってはっきりとはしないのですが、
一説には卯の花が咲く季節だからだそうです。
卯の花とはウツギという木の花の別称なのですが、
五月から六月にかけて白い花が咲きます。
卯の花が咲く月なので卯月だとか。
五月じゃ違うよと言わないで下さい。
卯月は旧暦の時代の言葉ですから、新暦のこの頃は旧暦四月に当たるのです。
卯の花というと、高尚ではない私などは、
花よりオカラを先に思い浮かべてしまいます。
だからオカラがなぜ卯の花と呼ばれるのかも調べました。
オカラと言う呼び方が「カラッポ」を連想してイヤな印象なので、
ウツギの白い花と似ているからと、そう呼ばれるようになったらしいです。
ところでウツギに話を戻しますが、ウツギは漢字で空木と書きます。
これは枝の中心が中空になっているので、
空ろな木という意味で空木となったそうです。
枝を中空にすることで自重を軽くし、
枝を太くするより伸ばすことに水や養分を回すという、
この種の木が持つ賢明な生存戦略だということです。
名前は空ろでも、賢い木なのです。
名前が貧相で、お豆腐を造った後の搾リカスであるオカラも、
実はタンパク質や食物繊維が豊富で低カロリーの優良食品です。
中がカラッポのウツギも、名前からしてカラッポのおからも、
その実態はとんでもない優れものだったのです。
私もぜひ、卯の花にようにあれかし、と思う卯月であります。