株高をバブルだバブルだという人たち
朝礼ネタ4594 2021/02/19 投資・資産運用最近株価が上がっています。日経平均株価はうん十年ぶりの最高値だといわれています。このような日経平均株価の値動きを見て、多くの人たちは「バブルだ、バブルだ、ここから株価は下がる、投資は危険だ。」と本気で思って言っている人もいるようです。
彼らがそのように考える理由は自分たちの暮らしぶりが一向に良くならないにもかかわらず、株価だけ上がるのはおかしいと考えているようなのです。しかし、一般的に言って株価とは半年先を見すえた動きをするといわれているのです。
つまり、株価は未来を映す予想鏡みたいなものであり、実体経済を表すものではないのです。それにもっと言えば株が上がることによって困る人は株が下がることによって困る人よりもはるかに少ないので、結局バブルだろうとそうでなかろうと株価上昇は決して悪いものではないのです。
しかし、株式を保有していない人にとっては何もおもしろいことはありません。なぜならば、彼らにとって、株式を持っている人はいっそう冨、持たざる自分たちは貧しくなっていく現実を受け止めることはできないので、彼らは株価上昇を快く思わない節があるのです。
では、そのような人たちは今からでも株式を購入すればいいのではないかという風に投資をしている人は思うかもしれません。しかし、彼らは今この高い株価から投資をしようとは思わないのです。なぜならば、高い株価で株式を購入することは、安い値段で株式投資を始めた人たちを富ませる行為であるからです。
そのような部分もあるので、今の株高を彼らは受け入れることができないのです。