川渕氏は「僕がいけなかった」と言った
朝礼ネタ4595 2021/02/20 598 PV メディア・ニュース世界史に残るコロナという災難を世界中が乗り越えようと頑張っています。
ワクチンも作られ、いよいよ日本でも投与されることが明らかになりコロナの暗いトンネルの先に明かりが少し見えてきたようです。
日本では昨年開催されるはずだったオリンピックが延期となって今年の夏に開催される予定です。
しかし、IOCの顔となってこれまで働いてきた森会長が辞任するという事態になっています。
森会長が自ら辞任という言葉を発することになったのは、誰でもなく自分が発言した言葉が原因でした。
それは、オリンピック精神から大きく外れたもので、国内外からの批判が集中しました。
女性に対する偏見に満ちた感覚は意識せずに言葉になっていたようです。
そして、辞任にあたって自分の代わりに指名したのが川渕氏でした。
問題があって辞任する人が後継を指名するというのはいかがなものかという世論も高まり、これは無かったことになったのです。
もう目前にオリンピックがあり、開催の可否を始めとしてさまざまなことが不安定である中での引継ぎは苦労もあるだろうが、やむにやまれず引きうけた川渕氏が、
突然梯子を外されるような形になったのは気の毒でもあります。
こんな場合マスコミが悪いと言ったり、だれそれが横やりを入れたのだとか恥をかかされたといった愚痴を言ってしまいがちです。
しかし、川渕氏は「僕がいけなかった」と言って、一切そういったことを口にしませんでした。
これまでさっかーやバスケットなど偉業を遂げてきた人らしく、潔かった。
どんな時も自ら考え行動して、たとえ悪い結果でも他人のせいにしないのは生き方のお手本だと思います。