500円硬貨の成功と失敗について考えてみた
朝礼ネタ4592 2021/02/17 社会・経済現在、日本の硬貨の中で[500円]は1番高い額面になっています。
500円札に使われていた貨幣(お札)はどんどん自動販売機の台数が増え、それを機に500円硬貨の要望が高かったことから1982年から発行されるようになったのです。
発行されたのを機にいろいろな自動販売機に対応するようになり、500円硬貨が浸透していきました。
それまで1番大きかった10円硬貨よりも勝り、視覚や触覚でも一発で500円硬貨だとわかるようになったのです。
発行当時の材質は100円硬貨と同じ[白銅](はくどう)で500の字体は500円紙幣を踏襲(とうしゅう)しています。
発行されて間もないころから500円硬貨は海外のものとほぼ同じサイズだったことにより、それらを使った偽造工作が行われて大きな損害がでたのです。
特に自動販売機で偽造工作した500円硬貨と海外のものを混ぜ合わせて使って釣り銭をだまし取るという事件が絶えなくなりました。
500円硬貨は額面が500円であったものの、海外では500円以下がほとんどでした。
そんな中で偽造工作されまいと2000年8月にこれまでの白銅製から[ニッケル黄銅]という合金となって2代目500円硬貨が登場しました。
これまでの硬貨とは違ってふちがギザギザになっており、そう簡単に偽造工作されないものにマイナーチェンジされたのです。
初代と2代目500円硬貨が混在しても自動販売機で使えた一方、2代目500円硬貨の流通が広まったころから初代は姿を消しました。
さらなる偽造防止とリニューアルした3代目500円硬貨が2021年に登場する予定になっているのです。
また500円硬貨は[記念硬貨]としていろいろ用いられる一方、私は瀬戸大橋と青函トンネルの開通記念のものを大切に保管しています。
両方ともまだ錆が出ていなくてとてもきれいな状態になっているのです。
記念硬貨としての500円硬貨は安価でこれからも残っていくものなので、私にとっては500円硬貨の成功だと感じています。
500円硬貨の成功と失敗がある中、新たなものでいい効果が出ることを私は期待しているのです。