新年を迎えた後の時候の挨拶は何が正しい
朝礼ネタ4545 2021/01/05 1月マナー挨拶新年を迎えた後、初めて顧客にビジネスレターを送る際に、時候の挨拶を入れることがあります。
同じ1月でも時期によって時候の言葉が違ってきます。
なお、「候」とは、時節や時季を表す言葉です。
例えば、1月上旬から中旬までの間、漢語調で時候の挨拶を入れる場合は「新春の候」または「初春の候」を使います。
新春は「新年」を意味する言葉で、初春は春の始まりを表します。
どちらも、松の内とされる7日、あるいは15日までに使われます。
1月中旬から下旬は「寒冷の候」または「厳冬の候」を使います。
「寒冷の候」は「寒く冷たい季節」という意味です。
12月初旬から翌年の1月下旬にかけて使うことができます。
ただ、元旦から1月15日位までは、「新春の候」や「初春の候」を使うため、1月16日以降に使用します。
「厳冬の候」は「冬の寒さが厳しい頃」という意味で、寒さが最も厳しいとされる1月20日頃の「大寒」前後1ヶ月がその時期にあたります。
実際には、「新春の候」や「初春の候」が終わる、1月16日以降に使用します。
なお、文頭と文末には「拝啓」と「敬具」を入れます。
ちなみに、相手によって漢語調では少し硬すぎる場合は、口語調で時候の挨拶をします。
その場合も、時期によって言葉を変えます。
例えば、15日までは「新春の喜びを申し上げます。」や、「初春のご挨拶を申し上げます。」などと使います。
16日以降の口語調での時候の挨拶は「寒さがいちだんと厳しくなりました。」、「寒の入りとともに寒さがつのります。」などと使います。