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新年に開く賀詞交歓会は意味が違う

  朝礼ネタ4544  2021/01/05  1月コミュニケーション挨拶

新年を迎えると、業界や加盟団体が主催する賀詞交歓会が開かれます。

「賀詞」という言葉には、「お祝いの気持ちを表す」意味があります。
「賀」は「喜んで祝う」という意味であり、「詞」は「ことば」や「文章」を表します。

年賀状の中にある「賀正」や「謹賀新年」などは、新しい年を迎えたことを祝う賀詞になります。
賀詞は祝いの気持であるため、結婚式などにも使います。

ちなみに、賀詞を並べることは間違いとされています。
例えば、「新年あけましておめでとうございます」と使われることがあります。

別に、何も問題ないように見えますが、実はこの文章は賀詞としては間違いです。
「新年」と「あけまして」が同じ意味を持つため、併用することはできません。
正しくは、「新年おめでとうございます」または「あけましておめでとうございます」と使います。

ところで、賀詞交歓会では出席者が挨拶を交わし、名刺を交換します。
知らない人同士が話しをすることで、新たなビジネスチャンスに繋げる場となっています。

ただ、賀詞交歓会の本来の趣旨は、「お祝いの言葉をやり取りする」ことです。
従って、「やり取りをする」という意味の言葉である「交換」を使った「賀詞交換会」が正しい意味の日本語になります。

交歓会の「交歓」は「集まって楽しむ」や「互いにうちとける」という意味の言葉です。
現在の「賀詞交換会」は、単に集まって楽しく交流するということが目的になっています。
そこで、あえて「交歓会」という言葉を使っているのが実態のようです。

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