Ubuntuの精神
朝礼ネタ29 2021/01/01 教育社会・経済南アフリカの言語で「Ubuntu」(ウブントゥ)という言葉があります。
「Ubuntu」とは人への思いやりや助け合いの精神、自分は数多くの人に生かされているといった意味で去年亡くなられた南アフリカのマンデラ元大統領は「Ubuntu」の精神でアパルトヘイトを撤廃し白人と黒人が共に助け合い過去の行われた黒人への様々な差別に対して糾弾するのではなく過去にどのような差別があったのかを全て明らかにし差別した人と差別された人との和解を訴え、過去に行われたことを許し南アフリカの全ての国民がお互いを差別せず支えあい協力することを国民に訴え、差別のない国づくりを進めてこられました。
現代社会で人と人との絆や助け合いが少なくなってきている今こそ、この「Ubuntu」の精神がとても重要だと思います。
人と人とが共に助け合い支えあうことにより、よりよい地域・社会・国家を建設していくことが今の時代に求められていると思います。
グローバル化した現代では非常に安い労働力や過酷な労働環境で生産された製品やサービスをより安く世界中に提供されていることが多くなってきていますが「Ubuntu」の精神である他者への思いやりで適正な賃金や整われた労働環境を整備することにより生産者側も消費者側も幸せな生活を送ることができるので「Ubuntu」の精神を常に忘れずに生きていくことが大切です。