健康のためには禁煙しよう
朝礼ネタ2686 2021/01/01 健康タバコを吸うきっかけは、ほとんどが好奇心から始まります。
体がニコチンに反応する吸い始めは、気持ち悪さやとてもまずさを感じ、美味しさを感じることはありません。
しかし、吸い続けていると、血中からニコチンが脳に達し、ストレスがなくなったような気持ちよい感覚を味わいます。
「吸ってみたらどんな気持ちになるのか」という好奇心から、タバコに興味がわき、「少し経験するだけで止めればよい、1箱くらいなら」と軽い気持ちで始めてしまいます。
すぐ止めるはずだったタバコは、快感を求めるあまり止められなくなり、やがてニコチン依存症になってしまいます。
ニコチン依存症は、体内のニコチンが減少すると、イライラして落ち着きがなくなります。 すると、つのる不快感や落ち込んだ気分に耐え切れず、またタバコを吸ってしまいます。
タバコを吸い続けていると、最も怖いのが肺癌に加え肺に関する病気になるリスクが高くなることです。 息苦しさや呼吸困難を起こすと、普段の生活もつらくなってしまいます。
肺などの呼吸器の病気に加え、何の前触れもなく突然脳の血管がつまったり、破れたりしてしまう脳卒中や脳出血などを起こす可能性があります。
このような健康被害の危険性があるのは、タバコを吸っている本人だけではありません。 周囲の人達が煙を吸ってしまう“受動喫煙”によって、健康に影響する可能性があります。
タバコはニコチンによる健康被害だけではなく、経済的にも大きな負担を伴います。
1箱450円のタバコを1日1箱吸うと、1年間で164,250円の支出です。
吸わない人達にも影響を及ぼしてしまうことや、タバコだけでこれほどの支出があることも、禁煙に踏み切る要因になるでしょう。
身の回りからタバコや灰皿を排除し、禁煙宣言したあと、私の禁煙生活が始まりました。
習慣になっていたタバコを吸わないため、ニコチンが体から抜けていき、禁煙後数ヶ月間、イライラしたり、不安感に襲われたりしました。
そんなとき、深呼吸して体をリラックスさせたり、水を飲んだり、軽く体を動かしたりして気を紛らわせました。
また、ニコチンが体から抜けていくとき、ふらつき感や疲労感があったら、少し体を休ませましょう。
さらに、ニコチンが体から段々抜けてくるにつれ食事が美味しく感じられ、湧いてくる食欲にまかせて食べるのは危険です。
バランスのよい食事を1日3食取ること、食べ過ぎが心配なら低カロリーの食事を取りなどの工夫を心がけましょう。
喫煙を誘発されないように、タバコを吸っている人や場所に近づかない、吸いたい気持ちになったら、深呼吸して気持ちを落ち着かせましょう。
禁煙後1年~2年以上が経過し、「完全に禁煙できた」と思っても、油断は禁物です。 何年経過していても、たった1本吸ってしまっただけで喫煙者に戻ってしまいます。