生活に潜む「朝三暮四」的恐怖
朝礼ネタ2511 2021/01/01 故事ことわざ笑顔みなさんは、「朝三暮四」という故事成語を知っていますか?
学生時代の漢文の教科書に載っているので、一度は耳にしたことがあると思います。
中国の宋の時代に、猿回しをして生計をたてている男がいました。
だんだんと生活が苦しくなってきたので、ある日男は飼っていた猿たちに、こう言いました。
「今日から、朝ご飯の木の実を、朝は3つ、夜は4つにします。」
これを聞いた猿たちは、キーキーと怒り出しました。
そこで、男が「では、木の実を朝は4つ、夜は3つにしよう。」
これを聞いた猿たちは、ワイワイと喜びました。 こういった話です。
結局のところ、エサの数は朝と夜を足しても、どちらも一緒です。
つまり、表面上の違いや、目先の欲にとらわれて、物事の本質が見えていないということでです。
猿たちがキーキー言ったり、ワイワイ言ったりするのを想像すると、かわいくて思わずくすっと笑ってしまいます。
でも、最近は笑ってもいられないのです。
報告ですが、私自身、朝三暮四であることが判明しました!
たとえば、ダイエットのために、夕ご飯の炭水化物を減らそうと、お米を食べないのですが、夜おそくに、急にお腹がすき、
お菓子をつまみ食いしてしまうこともあります。
これでは、逆に太ってしまいますね。
また、激安の業務用スーパーに行ったら、安くておもしろいものがたくさんあったため、ついつい買い物籠へ放り込んでしまいました。
結局のところいつもよりも多くお金をつかってしまいました。
生活のあらゆるところに「朝三暮四」は隠れているのです!なんと恐ろしい!
みなさんも、いろんなところに潜む朝三暮四に気を付けて、日々過ごしてくださいね。