自分の安全をまず確保し、それから仲間を助けるというスキューバダイビングの教え
朝礼ネタ2501 2021/01/01 コミュニケーションスポーツ安全私はスキューバダイビングをやっています。レスキューダイバーという民間資格を持っているので、
今日はそこから日常のチームワークに活かせそうなお話をしようと思います。
「自分の安全をまず確保し、それから仲間を助ける」このことを、強調して習います。
自分に問題がある場合には、まず優先順位として自分の問題を解決すること、
相手のことはそのあとにするよう、はっきりと習います。
もちろん、実際の生活の中では色々なケースがあるでしょうから、
一切の例外が無い、必要無いとは思いません。
しかし、優先順位づけをあらかじめしっかりと頭の中に持っておくことは、
いざという時に迷いなく決断していく上でとても大切だと思います。
こんなケーススタディがあります。自分がボート上にいて、
仲間が水面で溺れそうになっている。
この時に、仲間を助けるために自分も飛び込むというのは、
レスキューとしては最優先事項では無いのです。
まずやることは、自分が安全な状態で、
仲間にもっとも効果的な助けが何かを探ること。
長い棒のようなものをボート上から伸ばして捕まってもらうなど、
そちらが先決なのだと習います。
助けに行った人が巻き込まれたり、助けに行ったことで今度は逆に、
自分が助けを必要とする側になってしまうことも防ぐような努力が推奨されます。
チームで力を合わせる私たちの仕事でも、
役立てそうだと思いませんか。
困っている人を助けたいという時に、まず自分が抱えている問題は大丈夫か、
相手がそもそも助けを求めているか、自分が危険に陥らないように助けることはできるか、
こうやって順序立てて考えていくことが大事だと思います。
みんなで力を合わせてやっていきましょう。