お金のありがたみを感じる言葉を忘れてはいけない
朝礼ネタ2146 2021/01/01 故事ことわざ 私が昔から好きなことわざの1つに「一銭を笑う者は一銭に泣く」というものがあります。これはたとえ小額だと思って甘く見ていると後で泣きを見るから気を付けなさい、という意味のことわざです。
大人になって子どもの頃よりも大きな額のお金を扱うようになってからは、小額のお金についてあまり気にかけなくなってきますよね。1円や5円や10円は特にそうですし、100円ぐらいでも「たった100円」と思うようになってきてしまいます。
お金に対して慣れてきていることの象徴ともいえる金銭感覚の変化は、ある程度しかたないことなのでしょう。ただ、やはりお金について軽んじるようなことはしてはいけないと、自分によく言い聞かせるようにしています。なぜなら、仕事をして食べていけるのは、額にかかわらず誰かからお金をいただいているからです。
商品単価が高かろうが安かろうが、お客様にとっては大切なお金ですよね。その商品に支払うだけの価値があるからこそ、お金を支払ってもらっています。そのお金が小額だからといって些細なことだと思っていたら、それは誠意に欠けていると私は思うんですよ。そこで額にかかわらず感謝の気持ちを持てれば、それだけ仕事に対する意識も変わってくることでしょう。
扱うお金の額が大きくなればなるほど、小額のお金はあまり気にしなくなるものです。ただ、それで痛い目を見るのは自分ですから、たとえ小額でも軽んじることなく大事に取り扱っていきたいですね。