多角化経営の是非に関する意見
朝礼ネタ2131 2021/01/01 経営 一社員からすれば大き過ぎるテーマですが、経営手法の中に多角化経営がありますよね。多角化経営は世間からあまり良いイメージを持たれていないのかもしれませんが、軽的なメリットはもちろんあります。
それは、単純な利益増加はもちろんのこと、1つの事業が上手くいかなかった時のリスクヘッジができる点もメリットだと思います。ビジネスはこれ1つと固定化してしまうよりも、多角化したほうが逆に安定しやすくなります。事業ごとのバランスを見ながら経営を進めていけば、経営の波が起こりにくいといえるのではないでしょうか?
ただ、世間のイメージからもわかる通り、多角化経営は必ずしも良いこと尽くしではありません。もしも事業を拡大するごとに赤字を生んでしまったら、それは会社にとって間違いなく不利益です。チャレンジング精神は買っても、ビジネスは結果を出さないと最終的にはどん詰まりになってしまいますよね。そこが多角化経営の最も難しいところでしょう。
多角化経営をしていくなら、それぞれの事業ごとの明確な成功プロセスが必要となってきますよね。ビジョンのない勇み足気味の事業拡大は、懸念した通りの失敗に終わることが多いように思います。とはいえずっと足踏みしていても何も始まらないのは事実ですし、経営者の苦労がヒシヒシと伝わってきます。このように多角化経営には必ず賛否両論あるのですが、経営を行っていく以上避けては通れない道なのではないかと最近では思っています。