人の「忘れる能力」の良し悪し
朝礼ネタ2082 2021/01/01 効率化身近な法則自己啓発新しいことを習った時、どんなにその場ですぐ理解することができても、次の日になっても気づいたら忘れていたり、一ヶ月後にはそもそも何を習ったかすら忘れていたり...そんな事態に陥ったことが、人生で誰しも一度はあるのではないかと思います。心配しないでください。それは、あなたの能力が低いせいではなく、人間誰しも起こりうる現象なのです。
ところで、人は1日経つと、新しく習ったことの何パーセントを忘れてしまうかご存知ですか?正解は、70%です。しかし、実は習ったその日、習ってから20分後に既に50%のことを忘れてしまうと言われています。当然、1ヶ月後にはほとんど覚えていないに近いでしょう。これは、ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが提唱する忘却曲線の考え方です。
では、忘れないようにするためには何が必要なのか?それは、復習です。本日は、復習のベストなタイミングをご紹介します。
まず、新しいことを学習したら、その日のうちに10分間の復習をしてください。すると、記憶が100%戻ります。そしてここからが大事なのですが、その1週間以内に5分、2~4習慣以内にたった3分復讐するだけで、記憶を常に100%に維持することができます。
つまり、タイミングさえ間違えなければ、人は1ヶ月に20分程度の復習で、記憶を維持することが可能なのです。
しかも、このように何度かに分けて記憶を定着させることで、長期記憶の維持が可能になります。例えば、英語や資格の勉強をしているのであれば、この復習方法は非常に有効です。
皆さんも、今なにか新しいことを勉強されていたら、ぜひこの復讐方法を試してみてください。