『隣の芝生は青く見える』ということわざ
朝礼ネタ1995 2021/01/01 故事ことわざ身近な法則社会・経済昔から『隣の芝生は青く見える』といいます。他人も持っているものや、他人のすることが良く見えるという内容ですが、由来を調べると面白い事がわかりました。実際に芝生を自宅の庭などに敷き詰めると、剥げた部分や、草の色の悪い箇所、枯れた箇所など良く目につきます。これは毎日身近に細かいところまで見ているからです。ところが隣の芝生は、遠目に見るので、小さいアラは見えず、綺麗に見えることから来ているそうです。
仕事をしていても良くあります。『自分の部署はキツいが、あの部署は楽しそうで働きやすそうだ』とか、『自分の会社より、○○会社の方が待遇も良く働きやすい』とか『あの会社は注文が毎日多くててんてこ舞いしている。さぞや儲けているだろうなあ』などです。
しかし実際に、『その部署へ異動して見たら、前の部署と変わらなかった』とか『いいと思って転職したら前の会社より悪かった』などと現実は違うものです。同じ職場でも良くあるのが、あの人は何時も楽して売り上げを上げている、契約をとってくるとか考えたりして、実際にその人の担当の仕事をやってみると大変だったなどです。
私は他の人の事を羨むことは良い事だと思います。しかしそのことで自分の仕事を適当にやってはいけないと思います。なぜなら何処かに自分の仕事を羨ましく思っている人がいるかもしれないのです。他人も羨みながら自分もそれ以上に頑張る事を心掛け、他人から羨まれるような存在になりたいと思います。