大切なものは大切にした時間からしか生まれない
朝礼ネタ1932 2021/01/01 メディア・ニュース入社・退職・異動自己啓発「しくじり先生」という番組をご存知でしょうか。
人生でしくじった経験を持つ人が先生となり、生徒に「俺みたいになるなよ」と経験を話す、少し前にやっていたバラエティ番組です。
先日たまたまyoutubeで、オリエンタルラジオの中田敦彦、通称あっちゃんが星の王子さまを題材に、教壇に立っている動画を発見し、見てみました。
星の王子さまはサン=テグジュペリというフランス作家の作品の1つで、名前だけでも聞いたことがある方は多いと思います。
私も昔、実家で見たことがあるような気はしていますが、内容はよく覚えていませんでした。
簡単ですが、物語のあらすじはこうです。星の王子さまは、小さい星で一人、たった1本のバラを大切に育てながら暮らしていました。ある時、バラと喧嘩してしまい、自分の星を飛び出して、住みやすい星を探す旅に出ます。
いろいろな星を転々とし、最後の星、地球にたどり着きました。そこにはたくさんのバラがありました。星の王子さまは、特別だと思っていた1本のバラが、ありふれたバラだったんだと気づきます。
その悲しみ・切なさをキツネに話すと、キツネは「もう一度バラを見に行ってごらん。そしたら君の星のバラがこの世に一輪だけだってことがわかるから」と言います。星の王子さまがもう一度たくさん咲いているバラを見て気づいたこと、それはやはり星で一緒に暮らしていたあのバラだけが大切だということです。水をあげ、ガラスの鉢を作り、ついたてを立ててあげ、毛虫を退治してやったのは、あの星の花だけだ、あれがぼくの花だと気づきます。キツネは、「君がバラに費やした時間が君のバラを特別にするんだ。これが大事なことなんだ」と教えてくれます。
この物語を解説するあっちゃんこと中田先生は、この小説のキーワードを「大切な人」とし、こう締めくくります。
「「運命の人」とは突然出会う訳ではない。相手を大切にしながら過ごした時間が少しずつ相手を「運命の人」にしていく。」と。
私は今、目の前の仕事をこなすことで精一杯です。仕事に対するやりがいや向き不向きについては未だわかりません。
でも、これから職場にいる時間を大切にし、仕事と向き合って、いろいろな力を蓄えながら、いつかここで働いてよかったと思えるように日々精進したいと思います。