丹道夫に学んだ 儲けという言葉の奥深さ
朝礼ネタ1624 2021/01/01 経営人を信じて儲けと書く。
利益は独り占めしてはならない。
みんなに分配して初めてもっと大きな利益を生む。
この言葉は一代で最大級の立ち食いそば 富士そばを築き上げた丹道夫の言葉です。
丹道夫さんの母から受け継いだそうで利益は人に分配していかなければ大きくはなれないと言われていたので今があるそうです。
実際に前年度より給料をあげなさいという方針で、さらにアルバイトにもボーナスや退職金を支払う。
もちろん金銭面だけではここまでの会社にはなれないでしょう。
なぜこういったことができるのか、それは丹道夫さんの人柄にあると感じました。
儲けという漢字は信じる者と書きます。
人を信じているからこそ待遇をよくしてみんながついてくる。
丹道夫さんいわく待遇を良くすれば社員は働くし、自分は楽ができるだそうです。
ですがその通りで給料だけの面ではなく、人を信じるということは本当に利益につながることだらけだと思います。
例えば若い社員に仕事を任せるときに、あれこれ口を出すよりも信じて任せる。
口出しを多くされるとやる気もなくなってしまうと思います。
しかし 任せたからな と言われれば違います。
任されたと感じれば嬉しくて頑張る、やる気が出る。
こういったことも利益に繋がっていくのだと思います。
儲けという言葉で考えるとお金もうけというイメージになってしまいますが、儲けという漢字には様々な意味でとらえることができると思います。
金銭面でなく仕事の効率も利益に繋がります。
根底には全て人を信じるということがあるのだと思います。