長期的な視野を持った働きアリはサボるアリになる!?
朝礼ネタ1562 2021/01/01 効率化身近な法則社会・経済働きアリの法則と言うものをご存知でしょうか?
これは別名2:6:2の法則とも言われているもので、
働きアリの2割が8割の食料を集める
本当に働くアリは8割で2割はサボっている
よく働くアリと普通のアリとサボっているアリの比は2:6:2になる
よく働くアリを間引いたり、よく働くアリだけを集めたり、サボっているアリだけにしてみても、結局その集団は、2:6:2の割合で働く集団になる
というものです。
つまり、一見サボっているようにみえるアリ達も、ただサボっているのではなく、緊急時や非常時に備えているようなのです。
全てのアリが働くと、短期的な成果は上がるものの、全体が疲労により稼動しない時間が生まれることにより、コロニーの長期的な維持が難しいことが、コンピュータによるシミュレーションの結果でも証明されているようです。
これは人間社会・組織の中においても言えることではないでしょうか?
決して、仕事をサボりましょうと言うことではありません。
全員が一つの課題に向かって取り組む姿は魅力的で素晴らしいと思いますし、時としてはそういうことも必要ではあると思います。
しかし、この法則は、長期的な視野を持ち、非常時に備えることも重要だと言うことを表していると思います。
その一方で、この法則にはまらない、本当に一生働かないアリも一定数いるようです。
このアリの影響力が強い場合、働かないアリが増え、そのコロニー自体を滅ぼしてしまうこともあるようです。
私は、組織を滅ぼしてしまうような存在ではなく、長期的な先を見据えた行動が出来る存在になりたいと考えています。