ネガティブな思考は人として当然
朝礼ネタ1490 2021/01/01 自己啓発何気ない生活の中で、誰しもが一度はネガティブな思考に陥ったことがあるでしょう。
たとえば「家に鍵を掛け忘れてしまった。空き巣に入られたらどうしよう」ですとか、「上司に提出済みの書類で、何か書き漏らしがあったかもしれない」などですね。
もしかすると、ネガティブな自分を変えたいと考えている人も、いるかもしれません。
ネガティブな自分に悩んでいる人もいるかもしれません。
ですがネガティブであることは、思っているほど悪いことでもないのです。
そもそも人はなぜネガティブな思考に陥るのでしょう。
その理由について、今から説明しますね。
人は無意識のうちに、自分のこれまでの経験を踏まえたうえで、物事を判断します。
そしてその経験の中で、何か失敗があったとします。
すると「次もまた同じ失敗をしたらどうしよう」と不安になることもあるわけです。
現代では、失敗といっても、命にかかわるような失敗はそう多くはないと思います。
ですが原始時代のように、僅かな失敗で生命が脅かされるような生活をしていた頃は、過去の失敗を教訓にしないと生きていくことができませんでした。
そのときの名残で、現代の人々も『悪いことが起こったとき』のことを、どうしても考えてしまうというわけです。
これが俗に言う、ネガティブ思考と呼ばれるものです。
ネガティブ、とだけ聞くとマイナスイメージがあるかもしれません。
ですがこれは、現代に至るまでに人々が生きていくために必要だった、大切な機能です。
いわばネガティブとは、人として当然の機能ともいえるでしょう。
ネガティブな思考をやめようとするより、「ネガティブなのは良くない」と考えて自分を追い詰めたりしないことが、大事かもしれませんね。