新潟県糸魚川市の大規模火災から一年
朝礼ネタ1403 2021/01/01 地域情報安全昨年末、新潟県糸魚川市で大規模な火災が起きました。
空気が乾燥ている中で、強い風にあおられて火はどんどん燃え広がり、147棟もの建物が焼失しました。
あれから一年が経ち、被災地は少しずつ新しい街づくりがスタートしているようです。
でも、被災者の方すべてが元の場所で再スタートすることは難しく、廃業された方や引っ越していかれた方もいます。
火災は本当に恐ろしいです。何気ない日常をあっという間になくしてしまいます。
この火災の火元となったのはラーメン店。
お鍋を火にかけて一旦お店を離れ、戻ったらもう火が出ていたとのことです。
この店主さんは高齢の方でした。
この店主さんの状況には、どこのお宅にも起こりやすい条件がいくつかそろっています。
まず、高齢の方であること。注意力が落ちていても、ご自身では、まだまだ大丈夫と思っておられたことでしょう。
これは、毎日同じ調理を繰り返してきた高齢の方誰にでも起き得ることです。
そして、おそらくお一人だったこと。誰かが居れば、お鍋から煙が出ている段階で気付くことが出来ました。
同じような状況が、私達の親や祖父母の生活でも起きやすいです。
そこに、木造密集地であったり、道が狭く消防車が入りにくい等の地域性が加われば、同様の火災が起きやすいのです。
高齢者は、コンロの青い炎も見えにくいです。
台所が見える場所に居ても、火がついていないように見える可能性もあるのです。
火をつかっている時は、火のそばを離れない!
家族にお一人で暮らしている高齢の方がおられる人は、改めて注意して差し上げて下さい。
もちろん、私達も火の取り扱いには十分気をつけなくてはなりません。