量販店の売上の回復の難しさ
朝礼ネタ1363 2021/01/01 経営量販店、つまりスーパーです。完全セルフで売り場でお客さんにアピールし売り上げを積み上げていきます。スーパーに買い物にくるお客さんはほぼ同じお客さんだといってもいいくらい、新しいお客さんはあまりいません。多くのお客さんが複数のスーパーやその他小売店を自分の購買圏内にし、チラシなどを参考にし買い回りをしています。
つまり毎日同じ売り場、同じ商品パターンではお客さんに飽きられ売り上げは低迷します。そんな中で売り上げを伸ばしている店は、毎日売り場で今日のおかずのお勧めを上手くアピールしています。同じ商品構成でも、陳列方法や商品ボリュームで日々違う商品にスポットライトを当てています。毎日のおかずに悩んでいるお客さんに、今日はこれをどうぞと手助けをしているのです。このような毎日を繰り返し、固定客を少しずつ増やし、売り上げを微増させながら強い店に変えて行くのです。強い店にするためには半年以上かかると言われます。
しかし、転勤などで担当者が変わり、代わり映えしない売り場になってしまうと売り上げの低迷は2か月くらいで来るそうです。冒頭に話した飽きられたら毎日来てくれなくなるのです。前任の担当者は苦労して伸ばした売り上げも、手を抜けばあっという間に失ってしまうのです。
長い苦労をかけて培ってきたものが失うときは一瞬という話をスーパーを例にだしたものですが、転勤の多い会社勤めの自分たちにとって、前任の人が築き上げたものは何であれ守らないといけないと思います。
更に前任の人が出来なかったことをするのが後任者の使命だと思います。私も転勤になった際にはこの事例を忘れず頑張りたいと思います。