利益の出ない体質が荷主を遠ざける実態

  • 追加
  • 水産物を扱う中央市場や地方公設市場ではいまだに委託販売が行われています。委託販売と言うのは卸元の荷主さんが産地で競り落とした魚を、荷受け会社に希望価格で販売してもらう方法です。

    販売した荷受け会社は手数料として販売価格の5.5%平均の手数料という利益をもらっています。つまり荷受け会社はノーリスクで利益が得られるわけで、荷主さんは希望より高く売ってくれれば儲けが増え、安く売られると最悪赤字になります。

    近年の不況や販売ルートの多様化により、中央市場や地方公設市場での価格が下落しています。かつては荷受け会社の担当者は安く販売しても次は高く売ってくれるなどの信頼関係で荷主さんと結ばれていましたが、今では安く売りだしたら売りっぱなし状態が続き、市場と手を切る荷主さんも増えています。

    その結果、委託販売では魚を送らない荷主さんが増え、荷受け会社に対し買い取りでないと送らないというケースが多くなっています。荷受け会社は買い取ると高く売れば儲けが増え、安く売ると最悪赤字と言う荷主さんと同じ立場になってしまいました。

    この現状を普通の会社に置き換えると、取引先との信頼関係に繋がります。

    販売会社は少しでも安く仕入れたいと仕入れ元を値切ります。そして仕入れ元は利益が出ない会社とは取引したくないという現象が起きます。逆に適正な利益が出る価格で買ってくれる納品先とは強い信頼関係が生まれます。

    つまり取引先とは持ちつ持たれつでお互いが儲けてこそいい関係が生まれると思います。会社対会社の取引は結局担当者同士の関係で成り立っています。

    どちらかが一方通行では長続きしません私も今の取引が適正かどうかを今一度確認し、相手の事を考える取引をしたいと思います。

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