思いやり運転は社会のトラブルを回避する
朝礼ネタ928 2021/01/01 コミュニケーション安全車の運転はその人の性格を表しているいいます。
普段物静かな人が車に乗ると、我が物顔で暴走したり、前の車にせっついて煽ったりする人もいます。とにかく前に車がいたら目障りと言う人もいます。逆に強面の人やキツイ人が車に乗ると安全運転だったり、スピードを全く出さなかったりという場合もあります。
若い頃に免許取得時や更新時期に、交通事故は起こしやすい人と、起こさない人がいると言われました。起こしやすい人は忘れた頃に定期的になんらかの事故を起こすそうでその特徴などを説明受けましたが、当時は全くピンときませんでした。
最近この歳になって、そのことが判りました。事故を起こさない人はスピードを出すときは出しても全く起こしません。起こしやすい人はスピードを出さなくても起こします。それは思いやり運転をしているかどうかの違いでした。
思いやり運転と言うのは運転しながら周囲の状況を判断し『もしかしたら』の想定をしているのです。
信号が右折矢印になった時などに、前方の車がもしかしたら赤信号で突っ込んでくるかもしれないと考えるのか、矢印が出たから発進とでは万一の時に大きな差がでます。前の車を追い越すときもしかしたら右折するかもしれないと思って追い越す場合と、何も考えず追い越す場合とでも大きな差があります。
このような、先のことを予測しながら運転する人はまず事故を起こしません。実は最近の私はこの運転になりました。最近とはいってもここ15年くらいです。それ以来事故はしていません。
この思いやり運転の考え方は、会社内や、取引相手とのコミュニケーションでも同じだと思います。言いたいことだけ言うとか、自分の意見を押し通して、他社の意見は聞かないとかです。この状態では必ずトラブルになったり、孤立したりします。
運転もコミュニケーションも元をただせば同じだということがわかりました。