文化の日 自由と平和
朝礼ネタ825 2021/01/01 11月社会・経済
11月には祝日が2日ありますね。その一つは11月3日の文化の日です。文化の日とはどんな日なのか実はわかっていなかったので少し調べました。
11月3日は日本国憲法が公布されたことがきっかけで祝日となった日のようです。
日本国憲法のコンセプトが、「自由と平和を愛し、文化を進める日」となっていたことから11月3日は文化の日と命名されました。
今日は少しだけ自由と平和について話してみたいと思います。
中国で紀元前に活躍していた哲学者に老子という人がいます。老子はとても分かりやすい言葉でたくさんの言葉を残していますが、
少し長くなりますがここで一つ老子の言葉を紹介したいと思います。
もっとも立派な武器はもっとも大きな悪をなす。
知恵深き人は武器に頼ることはしない。彼は平和を尊ぶ。
彼は勝っても喜ぶことをしない。戦勝を喜ぶことは殺人を喜ぶことを意味する。
殺人を喜ぶような人は、人生の目的に達することはできない。
現在、シリアでは深刻な内戦が続き、イスラム国によるテロ行為はここ数年後を絶ちません。
しかし、彼らはそれぞれに哲学があり、信念があり、自分たちの自由と平和を求めて武器を手にしているのだと思います。
武器はより強力になり、多くの血が流され、犠牲者が出ているのが現状です。
しかし、私は老子が伝えるように、自由とは、平和とは、武器がないところに存在すると思っております。
大きな戦争だけでなく、小さな日常生活でもこれは当てはまるのではないでしょうか。
仕事で馬が合わない相手ができたとしても、その相手を誹謗中傷することや、それで相手が傷つく姿を喜ぶことは、自由でも平和でもないと思います。
せっかくの文化の日があるので、今一度身近な生活での自由や平和について考えてみてください。