皆に知ってほしい日本の世界遺産
朝礼ネタ816 2021/01/01 地域情報社会・経済日本にはどれほどの世界遺産登録件数があるかご存知でしょうか?
その答えは、19件で内訳は文化遺産が15件で自然遺産が4件です。
この件数を聞いて意外に多いと感じられる事が多いのではないでしょうか。2000年代に入って登録された「熊野古道」、「平泉」、「富岡製糸場」、「富士山」、「石見銀山遺跡」、「明治日本の産業革命遺産」と言った世界遺産は記憶に新しく、登録前後には大きな話題になったと思います。
しかし、1993年に日本で最初に登録されたのが、「白神山地」、「法隆寺地域の仏教建造物」、「姫路城」、「屋久島」であり、この当時は世界遺産と言っても最近のようには騒がれた記憶が余りありません。
ましてや、1994年に登録された「古都京都の文化財」や1998年に登録された「古都奈良の文化財」は余りにも観光地として昔から有名すぎて、京都は16の構成要素、奈良は8つの構成要素と言う多数の国宝を有する神社仏閣を中心に登録されている事も知られていません。
新たに世界遺産に登録される事で、その地域の観光産業が脚光を浴びるとの理由で、最近は騒がれる事が多いのでしょう。しかし、こうした騒ぎ方ではなく、日本が世界に誇るべき自然や文化遺産を再認識するために、すでに登録されている世界遺産リストとその登録理由などを学ぶ姿勢で世界遺産に接するべきだと思います。
日本の世界遺産の登録数は、同率で世界11位です。国土が狭くてダイナミックな自然が少ない事や、歴史的建造物の多くが木造であり、長い歴史の中で焼失して来た事を考えると、決して少なくはないと思いますが、皆さんはいかがお考えでしょうか、、、。