諦めず、こつこつ努力して掴んだ優勝
朝礼ネタ739 2021/01/01 スポーツ社会・経済2011年FIFA女子ワールドカップで日本女子サッカー、なでしこジャパンが世界の頂点に立った出来事は皆さんの心にも深く刻まれている事と思います。
この年、日本ではご存じの通り、未曽有の災害「東日本大震災」がありました。
東北地方の沿岸部では壊滅的な被害に見舞われ、福島原子力発電所ではコントロール不能になり建屋が吹き飛ばされるほどの水素爆発が起き、首都圏も機能しないなど、日本全土に大きなダメージを受けました。
皆さんの多くもとても不安になられた方も多いと思います。
日本が降り揺れ、打ちひしがれる中で無敵と言われたアメリカを倒し、なでしこジャパンの優勝はとても大きな日本に光を与えたと思います。
日本の女子サッカー界は当時人気も知名度も少なく、チームによっては経営もままならない状態のチームが数多くありました。
プロとして登録されている選手などは全体をみても数名程度で、トップチームであっても多くの選手はアルバイトをしながら夜練習など決して恵まれた環境とは程遠い状態だったと聞きます。また、外国では考えられないそうです。
その中でも、こつこつと努力しワールドカップに駒を進め勝ち上がってくるのですが、サッカーでは試合の前に必ずビデオを見るそうです。
通常、各選手のファインプレーなどを編集し気持ちをMAXに高めるそうですが、この時はこの災害から立ちあがる日本をテーマにビデオを作られたそうです。
これを見た選手は一丸で「何のために戦うのか、どんなに苦しくてもあきらめない。」をモットーに走り抜けたと言われています。
「日本はアメリカには絶対に勝てない」といわれていた下馬評をひっくり返し見事優勝を勝ち取ったわけです。
私も優勝という結果より、そこまでのプロセスが要因したのだと思います。
くじけそうになったとき、私は「何のためにやっているのか、苦しいのは自分だけではない。」という事を信念に困難に立ち向かいたいと思います。