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イチロー選手から教えられた貫き通す尊さ

  朝礼ネタ4676  2021/05/08  1462 PV スポーツ

日本のプロ野球リーグやアメリカのメジャーリーグで活躍したイチロー選手は、素晴らしい記録を残した誰もが知るレジェンドですが、初めから順風満帆だったわけではありません。

当時のオリックス・ブルーウェイブに入団した当初は、ずっと2軍でなかなか1軍には上がれませんでした。

その要因となっていたのが、今では彼の代名詞であるバッティングフォームの振り子打法でしたが、監督やコーチからは不評でした。

2軍では打率3割以上という好成績を残し、順調に行けばいずれは1軍で大活躍するに違いないと思われていましたが、それでもなお2軍での長い時間は続きます。

評論家からは、あのような癖のあるフォームでは1軍のピッチャー相手には通用しない、すぐに弱点を突かれて打てなくなるだろうとか、体に負荷がかかるため、けがをしやすく1軍の長いシーズンは戦えないだろうなどと言われました。

2軍の監督やコーチからは秘めている才能を認めつつも、標準的なフォームに直せばもっと安定して活躍できると判断され、それをマスターしたら1軍行きを検討したいとさえも言われたそうです。

しかし、振り子打法が最もヒットを打ちやすいと考えていたイチロー選手は、ひたすら同じフォームを使い続けていました。

そんなイチロー選手にも、大きな転機が訪れます。

1軍の監督が故・仰木彬さんに代わり、それまではバッターもピッチャーも基本に忠実なフォームに直すことが安定して活躍できるとしていた指導方法から、選手ひとりひとりの個性を生かした指導方法に変わりました。

2軍のイチロー選手を視察した仰木監督は「結果が出ているならそれでいいじゃないか」と話し、それでも反対する2軍の監督やコーチの意見を聞き入れず、振り子打法を続けて好成績を残したイチロー選手を1軍へ上げることを決めます。

その後のイチロー選手の大活躍は皆さんの知っての通りです。

このことから、自身の信念を持ち続けて貫き通す尊さを学びました。

わが社の社員一同も、どんな困難が待ち受けていても自分の力を信じてがんばりましょう。

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