枝豆の茹で方に、仕事の極意あり
朝礼ネタ622 2021/01/01 8月風物詩・季節行事8月は盛夏、夏も真っ盛りの時期です。
一年中で最もビールや冷たい飲物がおいしくなる季節でもあります。
知らない人は驚くでしょうが、なんとビールは俳句の季語でもあります。
「ビール」は夏の季語です。
これはどなたも納得でしょう。
ビールのおつまみによい枝豆も、なんと俳句の季語です。
「枝豆」は秋の季語です。
枝豆は伝統的に、秋のお月見で団子と一緒にお供えする食材でもあります。
そんなこともあり、秋の季語です。
ですが当世では枝豆は夏にもおいしいものでもあります。
特に、やはりビールのおつまみによいものです。
ですがある人いわく、枝豆の茹で方は仕事に通じるものがあるそうです。
枝豆の茹で方も、正しい方法があります。
ただ茹でるよりも格段においしく仕上がる方法です。
その方法は、茹でる前に「板ずり」をします。
板ずりは正確には「板摺り」と書きます。
まな板の上で、外皮つきの枝豆を摺るので「板摺り」です。
まず、さやに入ったままの枝豆を用意します。
そしてザルに入れて、流水でよく洗います。
十分に洗ったら、しっかり水切りをします。
そして、板ずりをします。
まな板の上に適量の塩を撒くように置き、その上で枝豆を摺るようにします。
手で強く揉み込むように、こするようにします。
そして枝豆を15分ほど置いて、塩をなじませるようにします。
枝豆の板ずりは、それほど大変な作業ではありません。
むしろ知れば誰にでもできる簡単な作業です。
ですが、この一手間だけで茹で上がりの枝豆が格段においしくなります。
考えると、あらゆる仕事には枝豆を茹でる作業に通じるものがあります。
規定の手順に簡単な一手間を加えるだけで、格段に仕上がりが良くなります。
仕事のあらゆる作業で、簡単な一手間を惜しまず、より良い仕上がりを目指す。
仕事ができる人物の極意は、こんなところにあると思います。