「小さな声」に耳を傾ける
朝礼ネタ6103 2025/05/10 ビジネスコミュニケーション皆さんは、職場で「ちょっと気になること」や「些細な疑問」を感じたことはありますか?
それは、業務の進め方に対する小さな疑問だったり、職場の環境に対するちょっとした意見だったりするかもしれません。
多くの場合、そうした「小さな声」は、発言するまでもないと考えてしまったり、周りの人にどう思われるか気になって、心の中に留めてしまったりすることがあるかもしれません。
しかし、私はそうした「小さな声」の中にこそ、改善のヒントやより良いチームワークを築くための大切な要素が隠されていると考えています。
以前、チームで新しいプロジェクトに取り組んでいた際のことです。
あるメンバーが、既存の業務フローについて「もっとこうした方が効率的ではないか」という小さな疑問を呟きました。
その時は、皆、目の前のタスクに集中していたため、その声は聞き流されてしまいそうになりました。
しかし、私はその小さな疑問が気になり、改めてそのメンバーに話を聞いてみたのです。
すると、彼は、長年の業務経験からくる具体的な改善案を持っており、彼の提案を採用したことで、プロジェクトの進行が格段にスムーズになったのです。
この経験から、役職や経験に関わらず、誰もが持つ「小さな声」に耳を傾けることの重要性を改めて認識しました。
些細な疑問や意見の中には、意外な発見や革新的なアイデアが潜んでいる可能性があります。
また、「小さな声」に真摯に耳を傾けることは、メンバー一人ひとりの意見を尊重する姿勢を示すことになり、心理的な安心感を生み出し、より活発なコミュニケーションへと繋がります。
風通しの良い職場環境を作るためには、リーダーシップを発揮する立場の人だけでなく、メンバー一人ひとりが、遠慮せずに自分の考えを発信できる雰囲気を作っていくことが大切です。
そして、周りの人の「小さな声」に意識を向け、耳を傾けることから始めてみませんか?
きっと、これまで気づかなかった新しい発見や、より良いチームワークを築くためのヒントが見つかるはずです。
私も、常にアンテナを張り、「小さな声」に耳を傾ける姿勢を大切にしていきたいと思います。