多機能な新製品がエンドユーザーに好まれる、とは限らない
朝礼ネタ6044 2025/02/07 商品・サービスグルメどんな新しい機能を搭載すれば顧客に喜んでもらえるか、これはビジネスミーティングにおいて頻繁に挙がる議題かもしれません。ライバル企業に打ち勝つため、外資企業とのバトルに負けないために、個性をいかにして表現するか、これは重要な課題です。ただし、新機能の数と顧客の満足度はイコールになるとは言えません。
確かに家電量販店やネット通販サイトに並ぶ、今どきの新型家電やスマートフォン等は、大量の機能が搭載されています。しかし、だからといって実際にその家電やスマホを利用するエンドユーザーが、大量の新機能を使いこなしている、とは限りません。
実際のところ、所有する電子レンジやスマホに搭載された機能すべてを熟知しているエンドユーザーは一握りである可能性も高いです。場合によっては機能が多すぎて、むしろ不便さを感じている人々もいらっしゃるかもしれません。メーカー側はついつい顧客のためを思って面白い機能を出来る限り追加しようと企業努力を進めますが、実はその努力がそれ程、一般消費者の満足度には結び付いていないのかもしれません。
翻って巷で愛されている、いわゆるロングセラー商品には、多機能もしく高機能というよりも、むしろシンプルな仕様です。
デザインや機能も、どちらかというとサッパリしていて一つの目的でしか使えない商品が中心です。
それにもかかわらず、いいえ。ある意味で単純で限定的な製品仕様だからこそ、ロングセラー商品は広く長くエンドユーザーに愛用されているのでしょう。
新製品の企画を立てる際、ついついどうすれば新機能を「大盛り」に出来るか、そこに目を奪われがちですが、時には大胆に機能を絞ってシンプルな新製品を、低価格でリリースしてみるのも、良いのかもしれません。